CKDの診断の進め方

CKDの定義に基づいて診断、ステージ決定を行います。
ステージ決定とともに、原疾患、背景因子の検索を進めます。
原疾患、背景因子を探るためには、身体所見および医療面接が重要です。

(1)  CDKのステージ

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CKDステージ

(2)  eGFR早見表

 推算GFRAU60

 ステージ3  腎機能低下に対する病態評価と経過観察を要する

 ステージ3  腎臓専門医への紹介が望ましい

 ステージ4  腎臓専門医での治療が必要となる場合が多い

 ステージ5  腎臓専門医での治療が必要

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eGFR早見表(男性)

eGFR早見表(女性)

日本腎臓学会編「CKD診療ガイド」より引用

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(3)  地域の特性をいかした専門医への紹介基準

慢性安定期患者は普段はかかりつけ医のもとで診療や経過観察を受け、数ヵ月に1度程度の定期的な診察・検査、教育、救急時の対応を病院の専門医が担当する。
■血清クレアチニン測定による推定GFR(eGFR-MDRD法)が60ml/分以下の場合
※腎機能に影響しうる諸因子の関与が疑われる場合(利尿剤の投与、脱水、NSAIDやVitDなどの投与)には、これらの因子を排除した上で再評価する。

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(4)  小児のCKD診断 参考資料

◆12歳以上17歳未満 男女別 小児クレアチニン基準値(酵素法)◆

日本小児腎臓病学会小児クレアチニンの基準値を引用および参照し、作成

 

◆12未満 男女共通 小児血清クレアチニン基準値(酵素法)◆

日本小児腎臓病学会小児クレアチニンの基準値を引用および参照し、作成

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